MacとApple Intelligenceでピンチを切り抜けろ!CM2本公開
Appleは、Apple IntelligenceをMacBook Proで活用する様子を描いた動画広告2本を公開しました。Apple Intelligenceによる、文章の要約機能と、文章のトーンを変更できる機能を使うことで、職場でのピンチを切り抜ける様子をコミカルに描いています。
MacBook ProでApple Intelligenceを活用する動画2本
Appleが公開した、Apple Intelligenceを、新モデルが発表されたばかりのMacBook Proで活用する様子を描いた広告は、「Catch up quick」(すぐに追いつこう)と、「Change your tone」(文体を変えよう)の2本です。
Apple Intelligenceは、M1以降のmacOS Sequoia 15.1がインストールされたMacで、言語設定がアメリカ英語の場合に利用可能です。日本語対応は2025年4月の予定です。
会議中に急に説明を求められ、大ピンチ!
「Catch up quick」は、ビジネスパーソンたちが集まって会議しているシーンから始まります。
主人公のランスは、上の空でいるところに話しかけられます。
「目論見書」について意見を求められて、苦し紛れに「ええ、はい、素晴らしかったです」と応じるものの「では、説明してもらえますか?」と追い打ちをかけられます。大ピンチです。
MacBook Proを持ったまま、椅子でコロコロと移動するランス。
周囲のメンバーが呆気に取られる中、会議室を出て行きました。
会議室から出たところで、MacBook Proに表示した書類を選択し「Key Points(要点)」を選択します。
Apple Intelligenceが、書類の要点を箇条書きにまとめてくれました。
ランスが、椅子でコロコロと会議室に戻ってきます。
席に戻ると「さて、目論見書に入りましょう」と得意顔で話します。
固まったままの表情で「OK(わかりました)」と応じるメンバー。
iPhoneでApple Intelligenceを使うCMでも流れた、Krizz Kalikoの楽曲「Genius」が流れ、「Catch up quick」(すぐに追いつこう)の文字が重なります。
iPhoneでのApple Intelligence活用方法を紹介したCMと同様、ビジネス現場での活用方法の提案として本当にこれで良いのか?という疑問が生じますが、ひとまずランスは得意顔です。
自分がランスと同じ環境に置かれたら、と思うとヒヤヒヤしてしまう動画はこちらでご覧ください。再生時間は約1分22秒間です。
僕のプリンを食べたの誰だ!の怒りをマイルドに
「Change your tone」は、男性が「また?」と言いながら、オフィスの冷蔵庫を閉めるシーンから始まります。
自分の席に座りMacBook Proに向かい、プリンを盗み食いした相手への恨みを、かなりきつい調子の言葉に綴る男性。
どうやら、複数回にわたってオフィスの冷蔵庫に入れていたプリンを誰かに勝手に食べられてしまったようです。気持ちは分かりますが、ちょっと言い方がきつすぎる気がします。
ふと視線を上げると、ぬいぐるみの洋服に書かれた「Find Your Kindness」(あなたの親切を見つけよう)の文字が目に止まります。
Apple Intelligenceの文体変更機能で、「フレンドリー」を選択します。
かなりの長文が波打つように輝き、文体が変更された文章を送信します。
その直後に、女性が「美しい言葉。デール、ごめんなさい」と言いながら、プリンを持って現れ、席にプリンを置いて立ち去ります。
女性の後ろ姿に「ありがとう」と言い、席でプリンを楽しむデールに、「Change your tone」(文体を変えよう)の文字が重なります。
感情をぶつけて書き連ねた元のきつい文体のまま送っていたら、オフィス内の人間関係に深刻な影響が出ていたかもしれず、Apple Intelligenceを使って相手に受け入れられやすい文体にすることで、ピンチを救われたと言えそうです。
「Change your tone」の動画はこちらでご覧ください。再生時間は約1分8秒間です。
使用されている楽曲はKrizz Kalikoの楽曲「Genius」です。