iPhone用イメージセンサーをSamsungが米国で製造供給する可能性〜追加投資

Appleが現地時間2025年8月6日、米国内でのサプライチェーンの整備と製造拠点の新設に対して新たに1,000億ドル(約14兆7,000億円)を追加投資すると発表しました。
関連するサプライヤーにはSamsungが含まれており、iPhone用イメージセンサーを米国で製造するのではないかとの意見が、韓国を中心とした複数の海外メディアで挙がっています。
ソニーが全数を供給するiPhone向けイメージセンサー
iPhone用イメージセンサーとして新たにSamsungのものが採用されるのではないかとの噂は以前からあり、現行モデルであるiPhone16シリーズにおいても同様の噂が2024年7月上旬に伝えられていました。
しかし最終的に、iPhone16シリーズのイメージセンサーはiPhone16 ProおよびiPhone16 Pro Maxも含めて全数をソニーが供給しているようです。
iPhone18シリーズの超広角カメラ向けに開発中との噂あり
今後のiPhone用イメージセンサーに関する噂として、iPhone18シリーズの超広角カメラのイメージセンサー開発をSamsungが開始したというものがありました。
Samsungによるイメージセンサー供給は、供給元を分散することによる部品の安定的な確保のためという見立てが複数の海外メディアで伝えられています。
この噂に関連するものとして韓国メディアは、Samsungはテキサス州にイメージセンサー製造拠点を整備し、iPhone18向けに3層積層型イメージセンサーを製造すると、より具体的な内容を伝えています。
iPhone用2億画素イメージセンサーの供給元は?
iPhone用イメージセンサーに関してSamsungが関連する噂として他に、将来的に搭載される2億画素イメージセンサーを供給するのではないかというものもあります。
スマートフォンにおける2億画素イメージセンサーの製造と供給ではSamsungがソニーに先行しており、複数の2億画素ISOCELLイメージセンサーを実機に搭載済みです。
実績ではSamsung優位ですが、的中率が高めのリーカーはソニーが2億画素イメージセンサーを供給すると予想するなど意見がわかれています。
*今回のAppleのニュースリリースに、Samsungと行う米国内での追加投資に関する具体的な内容が記載されているわけではありません。
iPhoneとApple Watchのカバーガラスは全て米国製に
今回のAppleによる追加投資先にはSamsungの他にCorningも含まれており、iPhoneとApple Watchに使われるカバーガラスは全て、Corningのケンタッキー州の工場で製造されるものに早々に切り替わると記されています。
Source:Apple
Photo:Apple Hub/Facebook