iPhone Foldの来年の発売を確実視も、iPad Foldの来年発売予想を撤回

iPad Fold

折りたたみiPad(仮称:iPad Fold)は2026年末に発売されると予想していたGF Securitiesのアナリストであるジェフ・プー氏がこれを撤回発売は早くても2027年になると意見を訂正していることが複数の海外メディアの報道で明らかになりました。

このところ、プー氏は予想を修正してばかりです。

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iPadOSとmacOSとのハイブリッドデバイスとの予想も間違いか

プー氏はディスプレイサイズが18.8インチと噂されるiPad Foldについて、iPadOSに加えmacOSも動作するハイブリッドデバイスとして2026年後半に製造が開始され、2026年末に発売されると予想していました。

今回、この予想を全面的に撤回したとのことですので、iPad Foldの発売時期だけではなく動作するOSに関する予想の信憑性も大きくゆらぐことになります。

iPhone17にA18が搭載されるとの予想を撤回したばかり

プー氏はつい最近も、iPhone17に搭載されるチップはA18になるとの予想を2025年5月末に報告した後、7月中旬に「A18ではなくA19の間違いでした」と訂正したばかりです。

それ以前にもiPhone18シリーズ向けA20はTSMCの2nmプロセス「N2」で製造されると複数のサプライチェーン関係者が予想する中、唯一、iPhone17シリーズ向けA19と同じTSMCの3nmプロセス「N3P」で製造されると予想、この予想にいたってはわずか3日で「N2の間違いでした」と修正するなど、アナリストとして顧客からの信頼を失わないかと余計な心配をしたくなるほどです。

iPad Foldの開発は一時中止し計画見直しとの情報も

筆者の個人的見解ですが、iPad Foldの開発現況について現実的かつ妥当と感じる情報は、DigiTimesなどサプライチェーン筋からの「iPad Foldの開発は難渋しており、開発を一時中止し計画の見直しが行われている」というものです。

折りたたみiPhone(仮称:iPhone Fold)と比べてディスプレイサイズの大きなiPad Foldでは、(もしもAppleがこだわっているとすれば)ディスプレイ中央の折り目を消すのもより困難と思われ、それを実現するための基幹部品であるヒンジの耐久性も大きく重いディスプレイおよび筐体の展開に耐えるものにする必要があると予想されます。

Appleとしてはまず、2026年秋の発売が確実視されているiPhone Fold開発と発売に注力し、それが落ち着いた2027年になってから次の折りたたみデバイス(iPad Foldか折りたたみディスプレイを搭載するMacBook)の開発を検討するのではないでしょうか。

折りたたみタブレット市場が立ち上がるまで参入しないのでは?

そもそも、ThinkPad X1 Foldなどすでに存在する同種の製品がそれほど大きな市場を獲得していない現状を考えると、保守的なAppleがあえてそこに率先して参入することはないでしょう

ひょっとしたらSamsungが先に、Galaxy Tab Foldを発売することもあり得るかもしれません。

Photo:Apple Hub(@theapplehub)/X

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