ジェフ・ウィリアムズ氏が最高執行責任者を退任、デザインチームなどを監督へ

ジェフ・ウィリアムズ

Appleで長年、最高執行責任者(COO)を務めてきたジェフ・ウィリアムズ氏が、そのポジションを他の人物に譲り、新たな役職に就いたことがAppleのプレスリリースで明らかになりました。今後ウィリアムズ氏は、デザイン部門Apple Watch、そしてヘルスケア分野を担当するとのことです。

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デザイン路線は前々から予想されていた?

ウィリアムズ氏がデザインに関心を持っていると報じられたのは2019年、Appleの最高デザイン責任者を務めていたジョナサン・アイブ氏の退社が伝えられたタイミングでした。

当時、Apple公式サイトのウィリアムズ氏の紹介ページに、それまで記載されていなかった「デザイン」の表記が追加されたことが話題となりました。

Appleのデザインはどう変わる?

ミニマルなデザインで知られたアイブ氏とは異なり、ウィリアムズ氏がデザインチームを監督することで、Appleのデザインの方向性は変化していくのでしょうか。

ここ数年、Appleには実質的にデザインを統括する人物が不在の状態が続いており、それでも新製品は継続的に登場しています。ただし、以前ほど画期的なデザインが登場しているかというと、疑問視する声もあります。

ウィリアムズ氏の後任は?

ウィリアムズ氏の後任としてCOOに就任するのは、Appleに30年間勤務してきたサビ・カーン氏です。直近6年間は、Appleのグローバルサプライチェーンを統括し、製品の品質管理をはじめ、計画、調達、製造、物流、製品のフルフィルメントなど幅広い業務を指揮してきました。また、世界各地の製造拠点で働く人々を保護・教育することを目的とした「サプライヤー責任プログラム」の監督も務めています。

カーン氏は1995年にAppleの調達部門に加わる前、GE Plastics社でアプリケーション開発エンジニアと主要顧客向けテクニカルリーダーを兼任していました。学歴は、タフツ大学で経済学と機械工学の学士号を取得し、レンセラー工科大学で機械工学の修士号を修めています。

Source: Apple

Photo: Apple

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