WWDC25はAppleのAI戦略を中心に訴求〜ミンチー・クオ氏が詳細予想

2025年6月10日午前2時に開幕する世界開発者会議(WWDC25)で注目すべき部分は3つあると、アナリストのミンチー・クオ氏が述べています。
クオ氏は特に、AppleのAI戦略に関して注目すべきと伝えています。
目次
新しいユーザーインターフェースは主要な話題ではない?
クオ氏がXに、WWDC25で注目すべき3つの訴求点について投稿しました。
AppleはApple Intelligenceの開発遅れから、WWDC25での話題は各OSに導入する新しいユーザーインターフェースにすると予想されている中、クオ氏は、それは主要な話題ではないと指摘しています。
WWDC25で注目すべき3つの訴求点とは
クオ氏はその上で、WWDC25で注目すべき訴求点を3つ挙げています。
1つ目は上記に記した通り、新しいユーザーインターフェースやOSの変更点が主要な話題ではないという点です。
2つ目は、Apple Intelligenceにおける大きな革新は期待できないながら、市場の期待値も低いため、AppleはApple Intelligenceにおける新機能の導入計画と時期を明確にすることで、ユーザーの期待を満たせるだろうとクオ氏は指摘しています。
WWDC25で訴求されるAI関連の話題
3つ目としてクオ氏は、AppleはApple IntelligenceおよびAI関連機能への取り組みとして、下記が訴求されるだろうと予想しています。
- Apple IntelligenceとSiriのリブランディング
- OSレベルでのAI統合により、ユーザー体験が向上
- 開発者がアプリにAIを組み込むためのツールを提供
- プライバシー保護の強化
- 主要なAIサービス提供者との提携強化
Apple Intelligenceへのユーザーの期待が以前よりも低下している現状では、それへの期待よりも各OSにおける新しいユーザーインターフェースへの興味が話題の中心になっています。
Source:郭明錤 (Ming-Chi Kuo)(@mingchikuo)/X
Photo:Apple Hub/Facebook