ジョナサン・アイブ氏とOpenAIによるAIデバイスの詳細を報告〜ミンチー・クオ氏

アナリストのミンチー・クオ氏が、自身の調査によってジョナサン・アイブ氏とOpenAIによるAIデバイスの構想について詳細が確認されたとし、報告しています。
目次
アイブ氏とOpenAIによるAIデバイスの詳細
クオ氏はアイブ氏とOpenAIによって開発が進められているAIデバイスについて、下記の情報を入手したとXに投稿しました。
- 2027年に、量産を開始する予定
- 地政学的リスクを低減するため、製造国は中国ではなくベトナムが選択される可能性が高い
- 既にプロトタイプが完成しており、AI Pinよりわずかに大きく、iPod Shuffleと同程度の大きさのデザイン性に優れたものになっているが確定したものではなく、量産に向けて今後、デザインと仕様は見直される可能性もある
- このAIデバイスは、主に首にかけて使用することが想定されている
- 周辺環境検出用のカメラとマイクは搭載されるが、ディスプレイは非搭載
- スマートフォンやPCと接続し、それらの処理性能や表示機能を活用できる模様
Googleへの対抗から、この時期に「io」の買収を発表?
OpenAIがこの時期に「io」を買収することを発表した理由としてクオ氏は、Google I/Oから市場の関心をそらすためだとの考えを示しています。
これは、OpenAIが課題として認識しながら解決に苦慮しているエコシステムとAI統合についてGoogleは先行しており、OpenAIとしては現段階で新たな話題を提供することで市場の関心がそちらだけに向くことがないように対応していると、クオ氏は考えているようです。
その上で、アイブ氏とOpenAIによるAIデバイスの将来性は現時点では不透明だとしても、AIに関するトレンドに合致していることは明らかと評価しています。
AIデバイスのイメージ画像をリーカーが投稿
クオ氏の今回の投稿を受けリーカーのベンジャミン・ジェスキン氏が早速、アイブ氏とOpenAIによるAIデバイスのイメージ画像をXに投稿していました。