Google Glassの悪夢は超えられるか?新ARグラスが話題

Googleで拡張現実(AR)とクロスリアリティ(XR)を率いるシャフラム・イザディ氏が、4月7日〜11日に開催された「TED2025 – Humanity Reimagined」に登壇し、同社の新たなARグラスのデモを披露しました。
目次
リアルタイム翻訳などを披露
イザディ氏はTEDのステージで、GoogleのARグラスと複合現実(MR)ヘッドセットのデモを行いました。
ARグラスでは、ペルシャ語から英語へのリアルタイム翻訳や本のスキャンといった機能が紹介されています。
このARグラスはスタンドアローンではなく、スマートフォンと連携して使用することを前提としており、それによって軽量化が実現されています。
今後の課題としては、バッテリー性能の向上や低価格化、そして一般市場への普及戦略などが挙げられています。
TEDとGoogleといえば2013年を思い出す?
TEDとGoogleといえば、2013年にセルゲイ・ブリン氏がGoogle Glassのデモを行ったことを思い出す人も多いかもしれません。
当時のGoogle Glassは、外向きのカメラによるプライバシー問題が大きな議論を呼び、最終的にはこれが主な原因となって大衆に受け入れられなかったという苦い歴史があります。
ARグラスへの反応は変わりつつある?
現在のARグラス市場には、Metaをはじめとする大手テック企業もすでに参入しており、実際に製品化が進んでいることから、12年前と比べて製品展開への障壁は低くなっていると考えられます。
とはいえ、ARグラスに関するプライバシー問題を指摘する声はいまだ根強く、今後、何らかの規制が設けられる可能性もありそうです。
Source: Axios