iPhone向けディスプレイ組立工場をFoxconnがインドに建設、シャープも協力か
Foxconnが、iPhone向けディスプレイ組立工場をインドに建設するべく約10億ドル(約1,450円)を投資すると印メディアThe Economic Timesが報じました。
シャープも、インドにおいてスマートフォン向けではない液晶ディスプレイ製造工場を建設することを検討しているようです。
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FoxconnがiPhoneの組み立てに加えディスプレイも製造
FoxconnはインドでiPhoneを製造しており、今後、Google Pixelも製造する見通しです。
これらに搭載するディスプレイは他社から仕入れているのに対し、今後はディスプレイ組立工場を建設し、インド国内で最終製品に仕立てることを計画しているようです。
その場合、ディスプレイパネルやディスプレイドライバICを他社から仕入れ、インド国内で組み立てることになるでしょう。
製造コストの低減と新技術の市場投入迅速化で有利に
インドでディスプレイ製造を行う利点についてThe Economic Timesは、製造コストの低減と新技術の市場投入を迅速化する点で有利と説明しています。
現在、インドでディスプレイを製造している最大手は中国TCL CSOTとのことで、最終製品はSamsungとXiaomiに供給されている模様です。
シャープがインドで小型/中型液晶ディスプレイを製造
Foxconnの子会社であるシャープも、インドでのディスプレイ製造を計画しているとThe Economic Timesは伝えています。
シャープがインドに建設するディスプレイ製造工場では、テレビ向けなどこれまでのような大型液晶ディスプレイではなく、小型および中型液晶ディスプレイの製造が行われるとThe Economic Timesは報じています。
ただし、それにはiPhone向け液晶ディスプレイは含まれないようです。
Source:The Economic Times (1), (2)
Photo:REWA Technology