iFixit初の自社製スマートはんだごて、修理界に新風!
デバイスの分解で知られるiFixitは、自社製のポータブルはんだごてステーションを発売することが明らかになりました。同社はすでにプロトタイプを米メディア各社に送付しているようで、レビューも上がってきています。
LEDの色や点滅でモードがわかる
「修理する権利」の世界的な高まりにより、デバイスの修理しやすさがこれまでよりも一層重要となってきていますが、デバイス分解で知られるiFixitが自社製のポータブルはんだごてステーションを展開することが判明しました。
iFixitの主な商品は「スマートはんだごて(Smart Soldering Iron)」と「ポータブル電源ステーション(Portable Power Station)」の2点です。
Smart Soldering Iron
スマートはんだごては、USB-C接続で電源を取り、温度も詳細に調整することが可能なはんだごてです。iFixitのSmart Soldering Ironは、スタンバイモードが「青」、「青の点滅」で温め中、「オレンジ」で設定温度に到達と、LEDの光の色で温度がわかるようになっています。
マグネットキャップは、はんだごてが熱い状態でも先端にかぶせることができ、冷めるのを待つ必要がなく便利です。その他にも、変な角度に曲げてもケーブルが抜けないロックカラーなど、細部まで利便性に配慮されています。
Portable Power Station
Portable Power Stationは基本的に5,200 mAhのモバイルバッテリーですが、100Wでデバイスに電力供給を行えます。
修理のしやすさに焦点
iFixitはデバイスの修理のしやすさの格付けを行っていることもあり、スマートはんだごてとポータブル電源ステーションにもモジュラーなデザインを採用しており、修理がしやすくなっています。
価格的には同じような機能でより廉価なものが市場にいくらでも出ているとのことですが、iFixitのポリシーや「修理する権利」をサポートする人にとっては、購入を検討する価値が十分あると、レビューを行ったHackadayのトム・ナルディ氏はコメントしています。