Apple、中国深センに新たな研究施設をオープン

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Appleは、製品の品質と耐久性テストに焦点を当てた新たな研究施設を中国深センにオープンする予定です。この計画自体は今年3月にAppleによるプレスリリースで発表されましたが、Shenzhen Dailyがこのタイミングで伝えています。

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1万台以上のデバイスを新モデルリリース前にテスト

深センAppleの研究施設では、iPhone、iPad、Apple Vision Proなどの主要製品のテストが行われる予定です。

人気YouTuberのマーケス・ブラウンリー氏が5月にAppleの耐久性テストを行う研究施設を訪問していましたが、深センの施設はデバイスの生産地に近いこともあり、重要な役割を果たすことになりそうです。

Appleは新モデルをリリースする前に1万台以上のデバイスでテストを行うとされており、今秋発売見込みのiPhone 16シリーズのテストもすでに行われているに違いありません。

中国はAppleにとって重要な拠点であり続ける

Appleはサプライチェーンの多様化を図っており、中国からインドや東南アジアへと生産施設の移管を行っていますが、それでもいまだに中国が占める役割は大きく、今回の深センの施設のような新たな投資も積極的に行われているようです。

脱中国化の流れは、米中間の貿易戦争やパンデミックが契機となり生じてきたものですが、最高執行責任者(COO)のジェフ・ウィリアムズ氏が中国政府のトップと面会を行うなど、Appleは微妙な関係性の存続に力を入れている模様です。

Source: Shenzhen Daily/X, マーケス・ブラウンリー/X

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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