
iPad Air向けOLEDをBOEも受注交渉〜価格抑制につながる可能性

2027年にAppleが発売すると噂の、有機EL(OLED)ディスプレイを搭載するiPad Airについては、Samsung DisplayがOLEDディスプレイを供給する可能性が高いとみられています。
これに関し、以前から噂されていた通り、中国BOEも受注を目指してAppleと交渉していることが明らかになりました。他のディスプレイサプライヤーよりも安い卸価格を提示すると噂のBOEが受注すれば、OLED搭載iPad Airの販売価格抑制(値上げ抑制)が期待されます。
新型iPad Airは2027年春に発表か
The Elecによると、iPad Air向けOLEDディスプレイは2026年末〜2027年初頭にかけて量産が開始される見通しです。
現時点では、Samsung Displayが全数を供給する可能性が高いとされています。BOEはここに参画できないかAppleと交渉しており、両社が合意するかどうかは2026年11月〜12月にかけて決定すると、サプライチェーン関係者は述べています。
iPad Air向けOLEDディスプレイの量産が2026年末〜2027年初頭に開始されるのであれば、実製品は2027年3月〜5月頃に発表される可能性があります。
Samsung Displayの供給拡大か
BOEがiPad Air向けOLEDディスプレイを受注できない場合、折りたたみiPhone、iPad mini、MacBook Pro向けOLEDディスプレイと同様、Samsung Displayが単独サプライヤーになる見込みです。
BOE参入で値上げ抑制に期待
BOEの強みは、他のディスプレイサプライヤーと比べて価格競争力が高く、供給価格を抑えやすい点にあります。
そのため、BOEがiPad Air向けOLEDディスプレイの供給に参画すれば、部品調達価格の低下を通じて、実製品の値上げ抑制につながることが期待されます。
iPad Air向けOLEDディスプレイをBOEが受注できた場合、同種のフレキシブルOLEDディスプレイパネルを採用する見込みのiPad mini向けでも、将来的な受注につながる可能性があります。
BOEにとっての課題
BOEがiPad Air向けOLEDディスプレイの受注を目指す背景には、整備済みの第8.6世代OLED製造ラインの稼働率向上と、受注額の減少が続くApple向けビジネスの拡大があると考えられます。
これまでのサプライチェーン関連情報を踏まえると、BOEにとっては次の点が課題になりそうです。
- iPhone向けOLEDディスプレイで複数回発生した品質問題
- 第8.6世代OLED製造ラインの蒸着装置として、Appleが品質面で高く評価していると噂のキヤノントッキ製装置を導入していないこと
- 第8.6世代OLED製造ラインの歩留まり率が安定せず、安定した供給数を確保できるか懸念が残ること
Source: The Elec
Photo: Apple Hub/Facebook
