iPhone18の量産はインドで開始後に中国でも立ち上げへ?

これまで新型iPhoneの量産は、Foxconnの鄭州工場をはじめとする中国工場が先行して担ってきました。しかし、2027年春に発売されるとみられるiPhone18では、量産開始の順序が大きく変わる可能性が浮上しています。
サプライチェーン関係者によれば、iPhone18はFoxconnのインド工場で先に量産が開始され、その後に中国工場でも生産が立ち上がる見通しです。
iPhone18の量産はインドが中国に先行見込み
iPhone17では、中国工場とインド工場がほぼ同時期に量産を開始していました。以前は中国工場が先行し、数カ月遅れてインド工場が立ち上がるのが一般的でしたが、状況は年々変化しています。
iPhone18ではさらに踏み込み、新製品導入(NPI:New Product Introduction)もFoxconnのインド・バンガロール工場が担当し、最初の量産拠点になる可能性が高いと伝えられています。
順次、インド工場へ開発体制も移管か
iPhone18の中国工場での量産開始は、インド工場と完全に同時ではなく、やや遅れる見通しとされています。この点からも、製造拠点としての重要度がインドのほうが高まっていることがうかがえます。
背景には、米国向けiPhoneをインドで生産する体制が進んでいることや、地政学リスクを分散するAppleの長期戦略があると考えられます。
折りたたみiPhoneの開発は深セン工場が担当
一方で、すべての新製品開発がインドに移るわけではないようです。
従来とは異なる新技術への対応が求められる折りたたみiPhoneについては、Foxconnの深セン工場が開発を担当していると伝えられています。
高度な試作・調整が必要な製品では、依然として中国本土の開発体制に強みがあると見られます。
iPhone Air 2の発売時期は2027年春か
2027年春に発売されるのはiPhone18だけではなく、iPhone18eおよびiPhone Air 2も同時期になる可能性があると、サプライチェーン関係者は予想しています。
iPhone Airの後継モデルは、iPhone18 Proシリーズと同時に発表されないとの噂もありましたが、約半年遅れて2027年春に投入される可能性が浮上しています。
その場合、2026年秋にはiPhone18 Pro、iPhone18 Pro Max、折りたたみiPhoneの3機種が発売され、2027年春も同じく3機種が投入されるという、年間を通じた分散発売戦略が採られることになります。
Photo:Fares(@Faresjlidi1)/X

