Spotify、待望のロスレス音質対応を間もなく開始か

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音楽配信プラットフォームSpotifyが、かねてより噂されていたロスレス音質の新プランをついに開始する準備を進めていることが明らかになりました。米メディアMacRumorsが複数のソース元を参照し伝えています。

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デスクトップ版やiPhoneアプリに「ロスレス」関連コード

TechCrunchによると、テック業界のインフルエンサーであるクリス・メッシーナ氏がSpotifyのデスクトップアプリとウェブプレイヤー内に「lossless(ロスレス)」という新たな記述を発見したとのことです。さらに、The Verge経由でSpicetifyも同様のコードを確認したと伝えています。

MacRumorsもiPhone版Spotifyアプリの最新ベータ版にロスレス音質に関する記述が含まれていることを確認しています。開発者アーロン・ペリス氏の協力のもと、コード内には以下のような文言が記されていたとのことです。

「Spotify史上最高の音質を体験しよう:最大24-bit/44.1 kHzの音楽を」

また、ロスレス音源はストリーミング再生だけでなく、iPhoneアプリ内でダウンロードしてオフライン再生することも可能になると見られます。

「Music Pro」プランとして提供予定、月額追加課金の可能性

2024年2月には、Bloombergのルーカス・ショー氏が、Spotifyが「Music Pro」と呼ばれる新サブスクリプションプランを準備していると報道しました。このプランでは高音質のロスレス再生に加えて、リミックスツールやコンサートチケットへのアクセスなども提供されるとされ、月額5.99ドルの追加料金が想定されているとのことです。

Spotifyがロスレス音質対応を最初に発表したのは2021年です。奇しくも同年、Apple Musicでは大半の楽曲がロスレス(最大24-bit/192 kHz)で提供されるようになり、しかも追加料金なしという大盤振る舞いでした。これに対し、Spotifyの対応は約3年遅れ、かつ追加課金が必要になる可能性があることから、ユーザーの評価が注目されます。

正式な開始時期はまだ不明ですが、Bloombergの報道では「2025年中にMusic Proの提供を開始する」ことを目指しているとされています。

Source: Chris Messina, Spicetify via MacRumors

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