HomePodに視線認識機能を追加する特許出願〜ユーザーの視線でSiriが指示を認識

HomePod 2nd

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Appleが将来のHomePodにカメラを用いた視線認識機能を追加し、Siriがユーザーの視線を認識し、指示を実行する機能を搭載する特許を出願していることが確認されました。
 
この特許を搭載したHomePodが商品化された場合、ユーザーは操作を行いたいデバイスを見ながらSiriに指示を行うと、対象となっているデバイスをカメラが自動認識し、指示された操作を実行するようになります。

■3行で分かる、この記事のポイント
1. 視線認識機能を搭載するHomePodに関する特許が公開された。
2. 実用化された場合、Siriへの指示をユーザーの視線に基づき認識し実行する。
3. Siriに指示しているユーザーはだれかも、搭載されたカメラで認識する。

Vision Proの視線認識機能をHomePodに応用か

今回出願された特許には、Vision Proの視線認識機能HomePodに応用したような内容が記されていると、Patently Appleは説明しています。
 
Patent 20230615_1
 
この機能が搭載されたHomePod(下記図表8Aの802)を使った場合、「ライトを点けて」とSiriに指示(下記図表8B)しながら対象となるライトを見ると(下記図表8Cの818)、ユーザーの視線の先にあるライトをHomePodが認識して点灯するようになります。
 
Patent 20230615_3
 
また、HomePodに搭載されたカメラで、Siriに指示しているユーザーを見分ける(下記図表10A)ことも可能になるようです(下記図表の場合は、女性が指示)。
 
Patent 20230615_2
 
この特許が実製品に搭載されれば、具体的なデバイス名も含めて指示する必要がなくなり、使い勝手が向上すると期待されます。
 
 
Source:USPTO via Patently Apple
Photo:Apple
(FT729)

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この記事を書いた人

ZAURUS PI-6000以降、PDA、PC、Apple製品を多数使用するガジェット愛好家。iPhone Maniaでは2020年2月より、リーク情報、最新のApple製品情報、秋葉原情報を配信。Palm Treo 750vを米国で使用して以降、各種スマホ愛用中

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