iPhone11はいつまで使える?iOSアップデートや修理サポートの終了はいつ?

iPhone11はいつまで使える

iPhone11はいつまで使える
 
2019年に発売され、豊富なカラーバリエーションで人気モデルとなったiPhone11。本稿執筆時点の2023年でも使っている方が多いのではないでしょうか?
 
本記事では、発売から3年経ったiPhone11いつまで使えるか、iOSのアップデートや修理サポートの観点から考察してみます。
 

■3行で分かる、この記事のポイント
1. iOSアップデートの点で考えるとiPhone11は、2025年まで使える可能性が高い
2. 修理サポートの点で考えるとiPhone11は2027年まで使える可能性が高い
3. iPhone11のセキュリティアップデートは今後数年の間続く可能性が高い

iPhone11のiOSアップデートが終了するのはいつ?

例年、新型iPhone発売と同時期に行われるのがiOSアップデートです。
 
2023年秋にリリースされるiOS17では、2017年モデルiPhone8とiPhone Xがサポート対象外となりました。
 
順当にいけば、2024年秋にリリースされる見込みのiOS18で、2018年モデルのiPhone XS/XRがサポート対象から外れる可能性が高いでしょう。
 
したがって、2019年モデルiPhone11のiOSアップデートが終了するのは、2025年になると思われます。
 
iOSアップデートの対象から外れると、システム上の不具合や脆弱性、新機能に対応できないほか、最新版アプリを利用できない可能性がでてきます。
 
このため、iOSアップデートの観点から考えると、2019年モデルiPhone11は2025年の秋ごろまで使える可能性が高いということになります。

iPhone11の修理サポートが終了するのはいつ?

Apple製品は、販売が終了してから5年でビンテージ製品と区分され修理サポートが制限されます。
 
iPhone11は長期間販売が継続され、2022年9月に販売が終了しました。ビンテージ製品扱いとなるのは、2027年となる可能性が高いでしょう。
 
このため、修理サポートの観点から考えると、iPhone11は2027年ごろまで使える可能性が高いということになります。
 
また、Apple製品は、販売が終了してから7年でオブソリート製品と区分され、修理サポートが完全に終了してしまいます。
 
ビンテージ製品およびオブソリート製品の定義と取り扱いは以下の通りです。
 

ビンテージ製品

Appleはビンテージ製品を「Appleが販売店への供給を停止した日から5年以上7年未満の製品」と定義しています。
 
ビンテージ製品の修理サポートは、「Apple Store直営店を含むAppleのサービスプロバイダからハードウェアの修理サービスを受けることができますが、修理可能かどうかは部品や交換品の在庫状況次第になります」とされています。つまり、修理できるかどうかは、「部品の在庫次第」ということになります。
 

オブソリート製品

Appleはオブソリート製品を「Appleが販売店への供給を停止した日から7年以上が経過した製品」と定義しています。
 
オブソリート製品の修理サポートは、「Appleでは、オブソリート製品に対するハードウェアサービスをすべて終了しています。Macノートブックのみ例外で、バッテリーの修理に限り期間延長が認められます。サービスプロバイダでも、オブソリート製品の部品は発注いただけません」としています。
 
つまり、オブソリート製品に指定されると、「Apple Store直営店やAppleのサービスプロバイダでは修理できなくなる」ということになります。

セキュリティアップデートが終了するのはいつ?

すでに紹介した通り、iPhone11は2025年に発表されるiOS19でサポート対象から外れる可能性が高そうです。
 
しかし、Appleはシステムに重大な脆弱性が発見された場合に、セキュリティアップデートを継続して配信しています。
 
最近の例をみると、2023年5月18日に配信されたiOS 15.7.6のセキュリティアップデートでは、2015年モデルiPhone6sや2016年モデルiPhone 7、iPhone SE(第一世代)がアップデート対象となりました。
 
このため、iPhone11はセキュリティアップデートの面だけで考えると、今後数年の間は問題なく利用できそうです。

iPhone11を使い続けるならバッテリー交換を推奨

iPhone11は2019年の発売から3年以上経過しています。
 
購入時期にもよりますが、今後も使い続けるのであれば、バッテリーの交換を検討した方が良いでしょう。
 
バッテリー交換の目安は、「最大容量が新品時の80%を下回った場合」とされています。
 

バッテリー最大容量の確認方法

バッテリー最大容量は次の方法で確認できます。
 
「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態と充電」→「最大容量」
 
iPhoneバッテリーの状態確認方法
 
上記画像の場合、最大容量は新品時の100%を保っているということになります。

まとめ

iPhone11がいつまで使えるかについて紹介してきました。
 
要点をまとめると以下の通りです。
 

  • iOSアップデートは2025年で終了する可能性が高い
  • iPhone11は2027年にビンテージ製品扱いとなり、修理が制限される可能性が高い
  • セキュリティアップデートは今後数年の間続く可能性が高い

 
ただし、これらのうちiOSアップデートが終了すると「不具合が発生した場合に対応できない」「最新版アプリが利用できない」など、さまざまなデメリットが生じかねません。
 
あくまで筆者の見解ですが、iOSアップデートが終了した時点で機種変更を検討するのが良いのではないでしょうか。
 
 
Source:Apple(1),(2)
Photo:Apple
(te7373)

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この記事を書いた人

副業で始めたライターがいつの間にか本業に。iPhone4からiPhone生活をスタート、現在はiPhone14 Pro Max。iPhone、Macを10年以上愛用しています。

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