現金にAirTagが隠されていて強盗犯が御用に〜米シカゴ

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現金輸送車を襲った強盗が、お金の中に隠されていたAppleの紛失防止タグAirTagにより、居場所を追跡され、御用となった、と地元メディアが報じています。

■3行で分かる、この記事のポイント
1. Appleの紛失防止タグAirTagにより、強盗犯が御用となったと米メディアが報じた。
2. 現金輸送車を襲った強盗が、AirTagにより居場所を追跡。
3. 警察は容疑者の家の天井と地下室から現金を発見したと報じられている。

金箱の一つにAirTagが隠されていた

米シカゴのWGN9が伝えたところによれば、Brinkという会社の現金輸送車から110万ドル(約1億5,000万円)を強奪した2人の男が、AirTagの追跡により逮捕されたとのことです。
 
男たちは、それぞれ約10万ドル(約1,340万円)入りのプラスチック容器7個と、それぞれ5万ドル(約670万円)相当の預金袋10個を奪取しましたが、プラスチック製の金箱のひとつにAirTagが隠されており、盗まれたお金が街中といくつかの隠れ家を通った後、容疑者の所在地に到着するのを追跡することができたそうです。
 
警察は、容疑者の家の天井と地下室から現金を発見したと報じられています。

AirTagは盗まれたものを取り戻すために頻繁に使用されている?

「AirTagは紛失物のために作られたもので、Appleは盗難品の回収に使用できるとは宣伝していませんが、そのために使われることが多くなっているのは確かです」と、元FBI捜査官のダグ・カウンズ氏はコメントしています。
 
Appleは、AirTagはあくまで盗難抑止のためのものであり、盗難されたものを追跡するために使用するべきではないと主張しています。盗難の疑いがあり、AirTagが付けられている場合、自分で取り戻そうとするのではなく、警察に通報することが望ましいでしょう。
 
 
Source:WGN9 via AppleInsider
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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