世界ブランド評価額ランキングでAppleが1位に〜 Huaweiも返り咲き

Apple store フリー素材

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リサーチ企業Brand Directoryが行った調査で、2022年度で世界で最も価値のあるブランドの座にAppleが輝きました。

iPhone以外のサービスや製品も好調

ブランドランキングで首位に立ったAppleの評価額は、3,551億ドル(約40兆9,610億円)となります。これは年明けに一時3兆ドル(約350兆円)に達した時価総額とは異なり、Brand Directoryが独自に算出した数値です。ブランド評価額は2021年と比較して35%増加しました。
 

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Brand Directoryは「Appleの成功は、歴史的なコアブランドとしての位置づけに磨きをかけたことにあるが、最近の成長は、そのブランドがより幅広いサービスへと効果的に適用可能なことを認識した点に起因していると思われる」と分析しました。
 
具体的にはiPhoneが依然としてブランド売上の約半分を示している一方、新世代のiPadやiMacの改良、AirTagの導入や、Apple Pay、Apple TV+といったサービス部門の拡充も、ブランド成功に不可欠な存在となっているとしています。

トップ10に返り咲いたHuaweiに注目

1位から10位のランキングは以下の通りです。
 

  1. Apple
  2. Amazon
  3. Google
  4. Microsoft
  5. Walmart
  6. Samsung
  7. Facebook
  8. ICBC(中国工商銀行)
  9. Huawei
  10. Verizon

 
興味深いのは、米禁輸措置を受けているHuaweiが9位にランクインしている点でしょう。2021年の第21位から大幅に順位を上げた理由として、Brand Directoryは禁輸措置が始まった当初よりも、はるかに良い業績を上げていることに注目します。
 
一般消費者(コンシューマー)向け事業は減退を余儀なくされたものの、中国国内のテクノロジー企業や研究開発への投資を増やし、クラウドサービスに重点を置くなどして法人向け事業が好調だったため、2021年第3四半期(7月〜9月)におけるHuweiの純利益は、前年同期比26.5%増の大幅増益となりました。
 
 
Source:Brand Dictionary,GSMArena
(kihachi)

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この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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