ギャングがApple Watchを使いドラッグディーラーから50万ドルを横取り

Apple Watch

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ずる賢いギャング団がApple Watchを使い、ドラッグディーラーから大金を巻き上げるという事件が米ニューヨークで発生しました。

Apple Watchを車に忍ばせて追跡

ハドソンバレーを拠点とするギャング団のリーダー、ダレン・リンゼイ容疑者(30)は2020年1月、自分のApple Watchを、大金を持っていると目をつけたドラッグディーラーの車に忍ばせました。
 
そしてリンゼイ容疑者を含む7人のギャングメンバーは、Apple Watchの位置情報を使ってドラッグディーラーの車を追跡、車がコネチカット州ハートフォードのホテルの駐車場に停まったことを確認すると、車を襲撃しました。後部座席の窓を叩き割り、車内をくまなく探したものの、お目当ての金銭は見つからず、ドラッグディーラーの姿もありませんでした。
 
一夜明けた1月20日、リンゼイ容疑者らはドラッグディーラーの自宅の車庫で本人を発見、自分たちの車に押し込むと、金の在り処を教えるよう、銃で脅しました。
 
そしてドラッグディーラーが所持していたホテルの鍵を奪うとホテルへ向かい、部屋に隠してあった50万ドル入りのかばんを手に入れました。拘束されていたドラッグディーラーはコネチカット州ニューブリテンで解放されたそうです。

裁判所文書で事件の詳細が明らかに

ギャング団はニューヨークへ戻ると大金を山分けし、記念写真まで撮影していたことが、裁判所に提出された書類から判明しています。
 
しかしギャング団は2020年7月に逮捕されました。50万ドルの強盗事件の詳細は、2021年8月17日に検察側が公開した文書により、初めて明らかになったとのことです。

 
 
Source:New York Post
Photo:charlie0111/Pixabay
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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