イタリア消費者団体、Appleに約76億円の賠償金支払い求め提訴

iPhone6s iFixit

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イタリアの消費者団体Altroconsumoは現地時間1月25日、AppleがiPhoneの性能を意図的に落としていたとして(計画的陳腐化)、集団訴訟を起こしたと発表しました。

Appleに多額の賠償金支払いを要求

声明文によれば、同団体はイタリアの消費者を代表して、Appleに対し、6,000万ユーロ(約75億6,000万円)の賠償金支払いを求める構えです。
 
Altroconsumoによると、賠償金支払いの対象となるのは2014年から2020年に販売された、計約100万台のiPhone6/6 Plus/6s/6s Plusのユーザーです。

ベルギー、スペイン、ポルトガルでも

AppleがiOS10.2.1で導入した、バッテリー劣化による予期せぬシャットダウンを防ぐための性能制限が「計画的陳腐化」に当たるとして、ベルギーおよびスペインでも、集団訴訟が起きています。
 
また今回でのイタリアでの訴訟、およびベルギー、スペインでの訴訟を支援してきた欧州の消費者団体Euroconsumersは、今後数週間のうちにポルトガルでも同様の訴訟が起こされる見通しだと述べています。

 
 
Source:Reuters
Photo:iFixit
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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