Parallels Desktop 16がリリース、macOS Big Surに対応

Parallelsは2020年8月11日、macOS Big Surに対応した「Parallels Desktop 16 for Mac」をリリースしました。本バージョンはmacOS Big Surの外観に合わせてデザインを一新した他、グラフィックパフォーマンスが向上しています。
Parallels Desktop 16 for Macの主な新機能

Parallelsによれば、「Parallels Desktop 16 for Mac」各エディションの主な新機能は下記の通りです。
Parallels Desktop 16 for Mac

DirectX 11ならびにWindows/Linuxの改良されたOpenGLグラフィックが
最大20%高速化
Windowsをトラベルモードで運用することで、バッテリーの持続時間を
最大10%延長
仮想マシン(VM)では、シャットダウン時に使用されていないディスク領域を
自動的に再利用するように設定可能
Windowsアプリでトラックパッドのマルチタッチジェスチャーを使用し、
スムースにズームや回転が行える
両面印刷や、A0から封筒までの用紙を含むより多くの用紙サイズに対応
Parallels Desktop 16 for Mac Pro Editionの主な新機能

Parallels Desktopのラインナップで最も人気の高い、Pro Editionの最新バージョンである「Parallels Desktop 16 for Mac Pro Edition」は、下記の新機能を採用しています。
各仮想マシンに最大で32基の仮想CPUと32GBの仮想RAMを割り当てることが可能
Microsoft Visual Studio の統合により、オペレーティングシステムにまたがって、
簡単にアプリケーションをテスト出来る
カスタムネットワークに名前を付けて、より体系的また生産的なテストを実行可能
リッチなコマンドラインインターフェイス(prlctl および prlsrvctl)で、
作業を柔軟に自動化
簡単かつ高速にアップロードできるよう、VMを圧縮フォーマットの堅牢な
ファイルとしてエクスポートし、新しいハードウェアに転送出来る
Parallels Desktop 16 for Mac Business Editionの主な新機能

「Parallels Desktop 16 for Mac Business Edition」では、Pro Editionに加えて下記の新機能が利用可能です。
事前インストールされたアプリケーションを使用してVMを簡単に構成し、
アップロードおよびホスティングを行える
これにより業務従事者は、Macデバイス上で安全にVMをダウンロードして
実行可能
一元化された管理により、Parallels Desktopの新しいアップデート、新機能の
リリース、アップグレードなどを柔軟に管理出来る
Parallels Desktopの更新に管理者の資格情報が不要になったことで、IT担当者
ならびにユーザーが簡単に最新の状態を維持出来る
macOS 11 Big SurにParallels Desktopをインストールする場合、システム拡張の
承認が不要になったことで、インストールは高速化され、再起動も不要になった
トライアル、購入可能

Parallelsは、「Parallels Desktop 16 for Mac」の販売をWeb直販ページで開始しています。
Source:Parallels
(FT729)