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ビデオ会議サービスを提供するZoomは、無料版ユーザーもエンドツーエンド暗号化が利用できるようにすると発表しました。7月より有料版・無料版ともに、ベータ版の提供が開始されます。
Zoomでは、新型コロナウイルスの影響による在宅時間の増加に伴いユーザー数が急増。一方で「Zoom爆撃」とも称される無関係な人間の会議への乱入の横行など、セキュリティ上の問題が指摘されていました。
Zoomはそれを受ける形でエンドツーエンド暗号化(E2EE)の導入を発表したものの、5月の時点では有料ユーザーや教育機関などの組織のみを対象にするとし、その理由をすべての会議に暗号をかけると、嫌がらせ行為が起きた場合にZoomチームが介入できなくなるため、と説明していました。
しかし現地時間6月17日、公式ブログを更新し、有料版・無料版に関わらず、全世界のZoomユーザーがオプショナルの「高度なアドオン」として、エンドツーエンド暗号化を利用できるようにすると発表しました。
Zoomが明らかにした暗号化オプションに関する情報は以下の通りです。
元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。