スマホでもPCゲームが遊べる「GeForce NOW」日本版、無料プレサービス開始

GeForce NOW

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米NVIDIAとソフトバンクは、両社が共同で提供するクラウドゲーミングサービスの日本版「GeForce NOW Powered by SoftBank」を体験できる無料プレサービスを、2020年3月1日より開始しました。事前登録の受付もスタートしています。
 
パソコン向けゲームソフトをクラウド経由でストリーミングして遊べるサービスで、通信環境があればスマートフォンでもパソコン向けゲームが楽しめます。

高負荷な処理ができないパソコンやスマホでも快適に遊べる

パソコン向けゲームは、グラフィックカードやメモリ、CPUなど一定水準のスペックを満たしていない環境では、ゲームを遊ぶ際に負荷がかかる処理が重く感じるなど、快適にプレイできないこともあります。
 
クラウドゲーミングサービスはそうした負荷がかかるデータ処理をサーバー側で行い、ゲーム画面をストリーミング配信し、ユーザーは送信されたゲーム画面を見てプレイする形式です。高負荷な処理ができないパソコンやタブレット端末、スマートフォンなどデバイスを問わずプレイできるのがメリットで、通信環境が整っていればいつでも快適に遊べるのが大きな特徴です。
 
グラフィックカードで知られるNVIDIAが手がけるクラウドゲーミングサービス「GeForce NOW」は、欧州では2月に正式サービスを提供開始し、日本版となる「GeForce NOW Powered by SoftBank」は、2019年12月~2020年2月にクローズドベータテストが実施されました。
 
同サービスでプレイできるゲームはDARK SOULSシリーズ、SEKIRO、Fortnite、Terrariaなど500タイトル以上をサポート。ゲームデータはクラウド上に自動保存されます。
 
クラウドゲーミングサービスは基本的にそのサービス用のゲームを購入する必要がありますが、GeForce NOWではSteam、Uplay、Blizzard Battle.netといったPCゲーム販売サービスで購入したゲームがプレイできます。
 
GeForce NOWではサービス利用料はかかるものの、すでに所有済みのタイトルは新たに買い直す必要がなく、”ユーザーのライブラリにあるゲームをクラウド経由でリモートプレイ”するような形となります。

サービス事前登録の受付開始、正式リリース後に「特典」も

日本版GeForce NOWの正式リリース日は近日発表される予定ですが、正式リリースまで体験できる無料プレサービスが2020年3月1日より開始されました。クローズドベータテスト参加者は引き続きプレサービスで遊べます。
 
あわせてサービス事前登録の申込受付も2月下旬より開始しました。正式リリース後はクローズドベータテスト応募者、事前登録者全員に特典(後日発表)を提供するとしています。

Mac OS 10.10以降、Windows7以降(64bit)、Android OS 5.0以降推奨、iOS端末は未対応

GeForce NOWのシステム要件は、MacはMac OS 10.10以降、WindowsはWindows7以降(64bitのみ、32bit版はサポート対象外)で、スマートフォンではAndroid OS 5.0以降を搭載したメモリ2GB以上のデバイスが必要です。なおiPhoneやiPadといったiOS端末は現在未対応となっています。
 
またGeForce NOWの利用には、GeForce NOWのアカウントとNVIDIAアカウント、利用するデバイスに対応したアプリが必要となります。アカウントの作成やアプリのインストールなど詳しい利用方法はGeForce NOW公式サイトをご確認ください。
 
 

Source:GeForce NOW via ITmedia
Photo:NVIDIA GeForce JP(Twitter)
(asm)

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この記事を書いた人

前職は新聞社の校閲記者。経験を活かし2013年からライター、2016年から編集記者として活動中。iPhone歴は3GS→5s→6s Plus→X→11 Pro Max→12 Pro→14 Pro。

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