AirPodsのリサイクルにかかる費用は再生材料の価値を上回る?

AppleのワイヤレスイヤホンAirPodsは「使い捨て」であるとMotherboardが非難したのを受け、AppleはAirPodsのリサイクル状況についてオンラインメディアに説明しました。
AirPodsをApple Storeに持ち込んでリサイクルに出すことは可能
AirPodsのバッテリー駆動時間は、使用開始から2年ほどで半減するといわれており、バッテリー交換が事実上不可能なことから「使い捨て」のデバイスである、とMotherboardが痛烈に非難したのは5月初旬のことです。
オンラインメディアOneZeroがAppleに取材したところ、同社はAirPodsがほとんど修理不可であり、バッテリー駆動時間が使用するつれて短くなることを認めたとされてます。
しかしながら、Appleは同時にAirPodsがリサイクル可能であるとも主張しています。使用し終わったAirPodsをApple Storeに持ち込んでリサイクルに出すこともできるようです。
すべての我々の製品と同様に、サプライチェーン内のリサイクル業者と協働し、AirPodsのリサイクルが行われるよう確認している。サプライチェーン外のリサイクル業者の支援も行っている。
AirPodsのリサイクルに機械は使えない?
OneZeroは、Appleからリサイクル業者Wistron GreenTechを紹介してもらうことにも成功しており、AirPodsのより詳しいリサイクル方法が明らかになりました。
Wistron GreenTechによれば、AirPodsのリサイクルは、ペンチなどの工具を使って人間の手で行う必要があるとのことで、リサイクル費用は再生材料の価値よりも高くつくことがわかっています。
Appleは、Wistron GreenTechに対して、AirPodsのリサイクルによる損失の穴埋めを行っているとされています。
Source:OneZero via AppleInsider, Motherboard
(lexi)