中国でのiPhoneの検索数、昨年と比べて47%減少

iphone8

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中国でBaidu(Googleの中国版のようなサービス)でのiPhoneの検索数が2018年と比較して47%減となっていることがLongbow Researchの調査により明らかになりました。

iPhoneの値下げの効果はやはりイマイチ?

Longbow Researchのアナリストによれば、数回にわたるiPhoneの値下げは検索トレンドのさらなる鈍化を止めることにはつながらず、2月のサプライヤーの売上は前年と比べても底が知れないほどひどかったとのことです。42社のAppleサプライヤーのうち、37社がいつもの売上よりも悪かったと報告しているとされています。
 
2月の検索数47%減は、今年1月の対前年同月比50%減よりは幾分改善していますが、それでも状況が良くないことには変わりはありません。

中国での売上が上がっているとの意見も

2月下旬、世界的な金融グループUBSのアナリストは、iPhoneの売上が回復軌道に乗り始めており、中国での売上も上がっているとの意見を述べており、中国でのiPhoneの出荷状況についてポジティブな見方も存在しています。
 
UBSは2019年第2四半期(4-6月)のiPhoneの予想出荷台数を3,250万台から3,450万台へと上方修正していますが、これはあくまでもiPhone8 Plusやその他の旧モデルへの興味が高まることを反映させた数字です。
 
Appleは3月25日に新製品発表イベントを控えており、今後中国でのApple製品の需要にどのような影響を与えるのか気になるところです。
 
 
Source:Bloomberg via 9to5Mac
Photo:Tinh tế Photo/Flickr
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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