Intel、iPhoneの売上不振で2018年第4四半期の売上減か

iPhoneにモデムチップを供給する米チップメーカーのIntelは、2018年第4四半期(10-12月)のモデムチップの出荷量が予想よりも少なかったことを業績報告の中で明らかにしました。
モデムチップの出荷量減で収益が低下か
Intelの2018年第4四半期の収益は、187億ドル(約2兆533億6,555万円)だったことがわかりました。予想されていた190.1億ドル(約2兆874億)よりも低い数字となりました。
Intelは、収益が予想を下回った原因のひとつとして、モデムの需要の低迷を挙げました。
現地時間の24日に行われた会議電話では、Intelの最高財務責任者(CFO)のボブ・スワン氏がモデムチップの売上が予想よりも2億ドル(約220億円)低かったことを明らかにしました。
Intelのモデムチップの収益は、iPhoneに依存するところが大きいといわれています。Qualcommとの紛争をきっかけに、AppleはQualcomm製モデムチップからの脱却を図っており、最新フラッグシップ機のiPhone XS、XS Max、XRにはすべてIntel製モデムチップが搭載されるようになったのも関係しています。
次の1年間はIntelモデムが採用か
Intel製モデムチップは、少なくとも次の1年間はiPhoneに採用されるとみられていますが、次世代通信規格5Gの導入に際してQualcomm製チップに戻る可能性もあるとされています。
Intelの2019年第1四半期(1-3月)の収益は前年同期比とあまり変わらない160億ドル(約1兆7,567億円)になると見込まれています。
Source:AppleInsider
(lexi)