ファミリーマート、独自のスマホ決済サービスを導入

続々と増えている「スマホ決済サービス」ですが、来年には大手コンビニエンスストア「ファミリーマート」が独自のスマホ決済サービス「ファミペイ」を導入する、と日本経済新聞が報じています。
2019年7月に導入予定
日本経済新聞によると、ファミリーマートは2019年7月、全国1万7,000店舗に独自スマホ決済サービス「ファミペイ」を導入する予定とのことです。
利用方法は他のスマホ決済サービス同様、ユーザーがスマホ画面に表示したQRコードを掲示し、店員がそれを読み取る方式です。店頭で現金チャージができるほか、事前に紐づけたクレジットカードでの支払いも可能になる模様です。
ファミペイの利用で、支払額に応じてファミマで使えるTポイントなどにポイント還元をするとしています。
なお、サービス導入にあたっては、新たなアプリを開発するわけではなく、現在割引クーポンなどを発行しているファミリーマートのスマホアプリにスマホ決済機能を付与する形です。
ファミリーマートのスマホアプリは現在200万ダウンロードをされていますが、2022年度中には1,000万ダウンロードを目標としており、今後はディスカウントストアのドン・キホーテでも利用できるようにするとしています。
ファミリーマートが独自スマホ決済サービスを導入する理由
ファミリーマートは独自のスマホ決済サービスを導入する理由として、消費者の購買データを分析し、商品開発や来店促進を図るためと説明しています。
同社はこれまでにもApple PayやLINE Pay、PayPayなどを導入してきましたが、他社のスマホ決済サービスでは購買データを入手することはできません。
ファミリーマートは「ファミペイ」を導入することで、消費者一人ひとりの嗜好を分析し、アプリでの商品提案やクーポン配信で売上拡大を目指しているとのことです。
Source:日本経済新聞
Photo:flickr-Cheng-en Cheng
(kotobaya)