世界のスマホ販売シェア、日本のiPhoneシェアは28.2%で前年同期比減

調査会社Kantar Worldpanelが、2018年7月〜9月期の世界主要国におけるスマートフォンの販売シェアを公開しました。日本におけるiPhoneのシェアは28.2%で、前年同期比で4.8ポイント減少しています。
日本のiPhone販売シェアは28.2%
Kantar Worldpanelによると、日本におけるiPhoneの販売シェアは28.2%で、トップを維持していますが、前年同期の33.0%からシェアを4.8ポイント落としています。
日本市場でAppleのシェアが高い状況は以前と同じですが、シャープとHuaweiの猛烈な追い上げを受けており、シャープは前年同期比6ポイント、Huaweiは3.2%それぞれシェアを伸ばしています。
なお、シャープはAquos R2、HuaweiはP20 Liteの販売が好調とのことです。
アメリカではiPhoneのシェアが拡大
アメリカでは、発売直後のiPhone XSとiPhone XS Maxが好調だったほか、ホームボタン付きの最終モデルとなったiPhone8/8 Plusの人気も高かったことから、iPhoneのシェアは39.7%と、前年同期比で5ポイント伸びています。
この四半期に最も売れたのは、モデル別シェアで9.4%を獲得したiPhone8でした。
欧州ではスマホ買い替えサイクルが長期化
ヨーロッパでは、ユーザーのスマートフォン使用期間が2016年と比較して2カ月間長くなっています。
ヨーロッパの国々のうち、前年同期比でiPhoneのシェアが上昇したのはドイツ(0.5ポイント増)のみで、イギリス、フランス、イタリア、スペインでそれぞれiPhoneのシェアが低下しています。
中国でシェア伸ばしたiPhone
中国では、Apple、Huawei、Xiaomiの3ブランドが、前年同期比でシェアを上昇させました。iPhoneのシェアは18.9%で、前年同期比で1.6ポイント伸びています。
この四半期、中国で最も売れたモデルはXiaomi Mi 8で、2位がiPhone Xでした。
Source:Kantar Worldpanel
(hato)