MacBookのT2チップは蓋を閉じたときにマイクへのアクセスを遮断


 
新型MacBook Airが10月30日のAppleの新作ハードウェア発表イベントにおいて披露されましたが、その際T2チップの新セキュリティ機能も明らかにされました。

T2チップ内のソフトウェアでもマイクへのアクセスは不可

T2チップ搭載のMacBookで蓋を閉じるとハードウェアレベルで内蔵マイクがオフになる新機能が追加されることがわかりました。隠れてユーザーを録音するマルウェアの侵入を防ぐ効果があるとされています。
 
機能セキュリティはハードウェアレベルで行われるため、macOSのルートユーザーやカーネルモード、T2チップ内のソフトウェアでさえも蓋が閉じられているときはマイクへのアクセスの遮断されるとのことです。

MacBook Airの発表のために開発した新機能か

T2チップは今年発売された新型MacBook Proにも搭載されていますが、7月の発表時に今回の機能については触れられなかったため、新型MacBook Airの発表のために新たに追加された機能であると見ることができます。
 
T2チップを搭載したMacBook Proへと機能を加えるには何らかのソフトウェアアップデートを行う必要があるとみられていますが、今のところ詳細はまだ明らかになっていないようです。
 
なお、カメラへのアクセスの遮断は機能に含まれていないとされています。MacBookの蓋を閉じるとカメラは自然に隠れるため必要ないとの判断であるとみられています。
 
 
Source:ZDNet
(lexi)

この記事がお役に立ったらシェアお願いします

この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

特集

目次