Samsung、狭縁ベゼルにセンサーを並列する技術を開発か

ベゼルレスデザイン全盛のスマートフォン市場にあって、センサーとインカメラをどう配置するかは、各メーカーにとって悩ましい問題です。そうした状況にあって、Samsungの特許は、スマートフォンの新たな方向性を示すものと言えるのではないでしょうか。
ノッチいらずの技術!
ノッチ(切り欠き)部分にセンサーやインカメラを搭載するというデザインは、Appleを皮切りに多数のスマートフォンメーカーによって採用されています。
ところが、これまでSamsungはノッチデザインの採用を見送ってきました。Galaxy A8sやGalaxy S10といった将来的に発売されるモデルでも、ディスプレイのアクティブ領域にカメラ用の「穴」が設けられたデザインになると考えられています。
このデザインではセンサーを搭載するスペースが問題になりますが、同社が新たに取得した特許では、フレームにセンサーを並列させるという仕組みが紹介されています。3D顔認証センサーや近接センサーに加え、スピーカーなども狭いベゼルに配置できるようです。
なお、特許画像ではノッチが確認できますが、先述したようにSamsungはノッチと距離を置く技術を発表しているため、Galaxy S10などで実際にノッチが搭載される可能性は低いでしょう。ノッチデザイン以外にも中国メーカーを中心としてスライド式デザインが流行の兆しを見せていますが、最終的にはどれかに収斂していくのでしょうか。
Source:LetsGoDigital,PhoneArena
(kihachi)