配車アプリのジャパンタクシーと韓国カカオ、11月より日本で連携サービス開始

配車アプリのジャパンタクシーと韓国ネット大手カカオの子会社カカオモビリティは、早ければ11月より、日本で連携サービスを開始します。韓国メディアが報じています。
日韓両方でタクシーが呼べる
タクシー大手の日本交通やトヨタ自動車などが出資するジャパンタクシーは8月に、カカオモビリティと資本業務提携契約を締結し、カカオモビリティは15億円の出資に合意しました。
契約により、ジャパンタクシーが運営する配車アプリ「全国タクシー」とカカオモビリティが手がける配車アプリ「カカオT」が連携。ユーザーは日本・韓国の両方で、どちらのアプリからでもタクシーを呼ぶことができるようになります。
「全国タクシー」アプリは、全国約7万台と日本国内のタクシー車両のおよそ3分の1をカバーし、ダウンロード数は550万にのぼります。一方の「カカオT」は韓国タクシー乗務員の96%に当たる24万人が加入、ユーザーは1,900万人を超えています。
東京オリンピック需要に期待
ジャパンタクシーとカカオモビリティは、日本・韓国における旅行客からの需要に期待しています。2017年に日本を訪れた韓国からの観光客は700万人を超え、前年と比べ40%増となりました。また同年の日本から韓国への韓国客も230万人に上ります。
2020年の東京オリンピックに向け、韓国からの訪日観光客はさらに増えると見込まれます。
なおカカオモビリティは日本に加え、将来的には韓国人観光客が多く訪れる東南アジア諸国にもサービスを拡大する計画です。
Source:The Investor
(lunatic)