日本の3〜6歳児の半数、スマートフォンやタブレットを週に2〜4日以上利用 

スマートフォンを見る子供

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カスペルスキーとNPO法人のe-Luchが実施した「2017年度 子どものスマートフォン・タブレット利用調査」によると、3〜6歳児の半数以上がスマートフォンやタブレットを日常的に利用していることがわかりました。
 
本調査は、0〜6歳の子供を持つ保護者を対象に、2017年1月18日〜2017年12月7日にかけて実施され、1,406件の有効回答を得ています。

3〜6歳児の半数以上が週に2〜4日以上利用

調査から、3〜6歳児の半数はスマートフォンやタブレットを「ほぼ毎日」もしくは「週に2〜4日程度」利用していることが判明しました。
 
年齢別スマートフォン・タブレットの利用頻度
 
また2014年に行われた調査では、6歳児の44.1%が「ほとんど使わない」と回答していましたが、2017年の調査では27.9%まで減少、子供がスマートフォンやタブレットを利用する機会は確実に増加していることが伺えます。
 
2014年、2017年の6歳児スマートフォン・タブレット利用頻度の推移

多くの保護者はデバイスにセキュリティ対策をしていない

最近では、中高生のスマートフォンに有害な情報をブロックする「フィルタリング」をかける保護者も増えています。
 
しかし、今回の調査対象となった0〜6歳の保護者に関しては、デバイスにウイルス対策をしている人は37.7%、フィルタリング設定をしている人はわずか9.9%にとどまり、セキュリティ対策を何もしていない人は46.7%にも上っています
 
約半数の保護者が子供も利用するデバイスにセキュリティ対策を施していないため、有害情報に意図せずに触れたり、気づかぬうちにウイルス感染する恐れもあります。

子供の利用時間は保護者の利用時間に比例

保護者のスマートフォン・タブレット利用時間と子供の利用時間の関係を調べた結果、保護者の利用時間が長くなるにつれて、子供の利用時間も増加することがわかりました。
 
保護者と子供のスマートフォン・タブレットの利用時間の関係
 
たとえば、保護者がスマートフォン・タブレットを1時間以上利用する場合、子供が1時間以上利用する割合は20.8%ですが、保護者の利用時間が2時間以上になると、子供が1時間以上利用する割合は32.6%に上昇しています。
 
 
Source:カスペルスキー
Photo:photo AC-acworks
(kotobaya)

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この記事を書いた人

2016年より専業Webライターとして活動。iPhone使用歴は11年以上。iPad、MacBook Pro、Apple Watch、AirPods Pro、AirTagなどApple製品を愛用。

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