Skype、旧Androidバージョンのデバイスに最適化

Microsoftの提供するインターネット電話サービスSkypeは、昨年末にGoogle Play ストアで10億ダウンロードを突破しました。増え続けるユーザーのニーズに応える形で、Android 4.0.3から5.1までの旧バージョンがインストールされているデバイスでも軽い操作が行なえるよう、Skypeが最適化された模様です。
最新OSバージョンのシェアが高くないAndroid
Android OSは、最新バージョンのシェアがiOSなどの他OSと比べて伸び悩んでいることで知られています。
最新バージョンのAndroid 8 Oreoは、デバロッパ向けに2017年3月にリリースされ、一般向けに同年8月末に公開されましたが、今年2月時点でAndroid Oreoのシェアはわずか1.1%にしか達していませんでした。
この数字は、AppleのiOSと比較すると極端に低いことがわかります。前バージョンのAndroid 7と8を合わせたシェアが29.6%であるのに対し、iOS10とiOS11を合わせたインストール率は93%に到達しています。
そんな混沌としたOSのバージョンインストール状況に合わせる形で、MicrosoftはSkypeを旧バージョン向けに最適化しました。Android 4.0.3から5.1までをすべて合わせたインストール率は42%と、Androidデバイスのほぼ半数を占めるほどの多さとなっています。
Skypeの最適化により、旧バージョンでのストレージとメモリ消費の減少が期待され、通信速度と音声、ビデオ画質の向上が見込まれています。
Source:Microsoft
(lexi)