Microsoft、Facebookら、データ量世界最大の海底ケーブルを大西洋に敷設

海底ケーブル Marea

海底ケーブル Marea
 
インターネットは何かと聞かれると、世界中の海に張り巡らされた光ファイバー海底ケーブルのネットワーク以外の何ものでもありません。2016年にGoogleらの投資によって実現された、米国-日本-南アメリカ-その他アジア兼を結ぶ毎秒60テラバイトのデータ通信が可能な「FASTER」ケーブルの運用開始から早一年、Microsoft、Facebookらにより、7,100万のHD動画の同時再生に相当する、毎秒160テラバイトのデータ通信を可能にする海底ケーブルの敷設が完了しました。

6,400キロにもおよぶ海底ケーブル「Marea」

MicrosoftとFacebook、そしてスペインのマドリッドに拠点を置くインフラ企業Telxuisは、最も大きなデータ容量を誇る海底ケーブル「Marea」の敷設の完了を発表しました。
 
スペイン語で”潮”を意味する全長6,400キロメートルの海底ケーブルMareaは、米国バージニア州のバージニアビーチから、スペイン・バスク州のビルバオを結びます。
 

海底ケーブル Marea

米バージニアとスペインのビルバオを結ぶMarea


 
Microsoftによると、最も海底ケーブルの集中する米国-ヨーロッパルートの南にMareaは敷かれているため、災害耐性の向上が期待されるとのことです。
 
「大西洋の海底ケーブルは、すでに太平洋ルートより55%、米国-南アメリカ間より40%も多くデータを運んでいる。そして需要はさらに高まりつつある」とMicrosoft社長のブラッド・スミス氏は語ります。

世界中に敷かれた海底ケーブルの位置を確認したい

TeleGeography(@TeleGeography)が提供する、海底ケーブルマップで世界中に張り巡らされた海底テーブルのルートや敷設時期などを確認することができます。
 

海底ケーブル Marea

大西洋ルート


 
海底ケーブル Marea

日本周辺の海底テーブル


 
 
Source:Microsoft, Submarine Cable Map
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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