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従来より凶悪なマルウェアとして知られる「Xagent」が、新たなバージョンではmacOSにも食指を動かしていることが分かりました。これまでは主にWindowsやAndroid、iOSが攻撃対象として警戒されていました。
Xagentを開発しているのは、ロシアの有名なハッカーグループAPT28です。同集団は、アメリカ大統領選の選挙結果に影響を及ぼしたのではないかと、まことしやかに囁かれるほどの影響力を有しています。
これまでのXagentは、WindowsやAndroid、iOS、LinuxといったOSが攻撃の対象でしたが、調査の結果、新たなバージョンではmacOSにも対応していることが判明しました。
このマルウェアにMacが感染すると、端末内にバックドアが設けられ、パスワードやシステム構成、実行ファイルが攻撃者に筒抜けとなるのみならず、ディスプレイのスクリーンショット、Mac上にあるiOSバックアップでさえも入手されてしまいます。
感染経路については不明ですが、詐欺まがいのアドウェアMacKeeperなどを通して、ユーザーの間に流布されていくのではないか、とみられています。
対策としては、公式App Storeか著名な開発者以外からはアプリをダウンロードしないようにすることが薦められています。
Source:MacRumors,ArsTechnica
(kihachi)
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