Apple、「iPhoneアップグレードプログラム」不履行で提訴される

iPhone7 iPhone7 Plus

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アメリカのボストンを拠点とする法律事務所Block & Levitonが、Appleを相手取り、iPhoneアップグレードプログラム加入者の代理として、集団訴訟を起こしました。

iPhone7/7 Plusにアップグレードできない不満が爆発

9日より予約受付が始まったiPhone7/7 Plusの予約に際し、同プログラム加入者が最新iPhoneへのアップグレード手続きを取ろうとしたところ、「予約をさせてもらえなかった」と法律事務所は述べています。
 
法律事務所によれば、プログラム加入者はオンラインで予約できず、地元のAppleストアで予約するように言われた模様です。しかし店舗に入荷する商品数は少なく、選択肢は限られていたため、プログラム加入者の大半が、自分が欲しいカラーや容量のモデルを選ぶことが出来ませんでした。
 
結果として多くのプログラム加入者は、発売日当日に自分が求めるモデルを入手できないことになった、と法律事務所は主張しています。
 
その後Appleは、各加入者にできるだけ早くiPhoneを届けるべく尽力してきましたが、結局訴訟を防ぐことは出来ませんでした。

月額費の返還などを要求。賠償金は不明

原告側はAppleに対し、即座にアップグレードができないために支払うことになる費用を返還するとともに、アップグレードプログラム加入者ができるだけ早くiPhone7/7 Plusへアップグレードできるようにし、iPhoneの在庫を分け隔てなくすべての購入希望者に公開するよう求めています。
 
AppleのiPhoneアップグレードプログラムは、iPhoneの買い替えを促進するための優遇措置です。毎月決まった額を支払うことで、12回の支払いが終了した時点で新しいiPhoneへと切り替え、そこからまた新たにプログラムを開始することができるという仕組みで、現在アメリカのみで実施されており、先日、イギリスと中国への導入が発表されました
 
 
Source:Block & Leviton via MacRumors
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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