10.5インチiPad Proは2017年、フレキシブル液晶搭載版は2018年か

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Apple情報に詳しいKGI証券のアナリスト、Ming-Chi Kuo氏が、10.5インチを含む「3種類の」新しいiPad Proが、2017年中に発表されるとの予測を明らかにしました。これら3モデルのデザインは、現行モデルと大きく変わらない模様です。

12.9、10.5、9.7インチの3モデルが発売

Kuo氏は現地時間14日に投資家らに配布したメモにおいて、Appleは2017年に、12.9インチの『iPad Pro2』に加え、9.7インチ版、さらにこの中間モデルとして10.5インチ版をリリースする、と述べています。
 
また同氏の予測によれば、12.9インチ版と10.5インチ版はどちらもTSMC(Taiwan Semiconductor Manufacturing Company)の10nmプロセスによる『A10X』チップを搭載する見通しです。Kuo氏は10.5インチについて、教育およびビジネス市場で需要があるだろうとしています。

9.7インチ版iPad Proはなくなる?

9.7インチ版については、10.5インチ版の導入によって今後なくなる可能性があることをKuo氏は示唆しています。というのは、2017年発売見込みの9.7インチ版iPad Proは、現行の9.7インチ版と同じくTSMC製A9Xプロセッサを搭載する見通しだからです。
 
Kuo氏はAppleが9.7インチ版を継続する意志があるなら、発売時期を2018年初めまで遅らせ、『A10X』チップを搭載すべきだろうと述べています。

フレキシブルAMOLED搭載iPadは2018年登場か

Kuo氏は、10.5インチという新たなサイズが導入されるものの、2018年にデザインが全面的に刷新されたiPadが登場するまで、iPadの売り上げは低下の一途をたどると、厳しい見方をしています。
 
同氏の最新予測によれば、Appleは同社の製品に折り曲げ可能なフレキシブルAMOLED(有機EL)ディスプレイを搭載すべく開発を進めており、まずは来年発売のiPhoneに、2018年にはiPadに搭載する見通しです。
 
 
Source:AppleInsider
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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