フィル・シラー氏、スパムで大変なことになってるApp Storeへの対策を明言

AppleのApp Storeの責任者である上級副社長フィル・シラー氏は、現在App Storeの「おすすめ」に大量の模倣アプリがリストアップされていることについて、対策を取ることを明言しました。
パズルカテゴリは模倣アプリで溢れる
App Storeのゲームカテゴリー内にある「パズル」で顕著に模倣アプリが多くなっているようです。確認してみると、確かに「おすすめ」として定番パズルアプリ「2048」によく似たアプリが多数リストアップされます。これらは間違いなく模倣アプリです。
このような模倣アプリの氾濫は他のカテゴリーでも問題になっており、利用者は間違ってダウンロードしないように気をつける必要があります。また開発者にとっても模倣されたアプリにダウンロード数を奪われるという深刻な影響が及びます。
そのためフィル・シラー氏はTwitterで模倣アプリとApp Storeでの「おすすめ」への表示について対策を講じると明言しています。
@WesleyDyson @Adora Shouldn’t happen. We’ll look into it. Thank you.
— Philip Schiller (@pschiller) 2016年3月13日
App Storeでは不正が横行
今回対策が講じられることになった模倣アプリの「おすすめ」への表示問題ですが、そもそも模倣アプリが存在していることも大きな問題とされるべきです。それだけでなく、アプリ審査後にアダルトコンテンツを追加するような不正や組織的にアプリのランキングを操作する行為も多くあります。こうした不正は善良なアプリ開発者に大きな損害をもたらし続けています。
Appleはこの表示問題だけでなく、模倣アプリ、不正アプリ、ランキング操作などに対しても強い姿勢で臨むべきです。App Storeが正常に機能しなければiPhoneやiPadの便利さ・魅力・楽しさを十分に享受できません。iPhoneユーザーとして対策を強く望みます。
Source: Techcrunch
(KAZ)