アップル、iPhone7で「Suica」「PASMO」など使えるように計画―米メディア報じる

AppleがiPhone7に「FeliCa」機能を搭載する計画を進めていることが、米メディアBloombergの報道によって明らかとなりました。
ついにiPhoneが「Suica」や「Edy」に?
これまでのiPhoneでは、Apple Payが用いているNFC Type-A/Bには対応しているものの、日本で主流となっているFeliCa(NFC Type-F)には対応していませんでした。そのため、日本ではApple Payが使えないばかりか、iPhoneの「おサイフケータイ」化が阻まれる状況が長らく続いていました。
ところが、先月の「iPhoneにFeliCaが搭載される」という噂に続き、Bloombergも今月26日、「Suica」「PASMO」など複数の交通系ICカード業者とAppleが提携予定であり、iPhoneをIC乗車券として使えるようにする予定であることを報じています。
また、Felicaチップは「Edy」などの電子マネーにも採用されていることから、大手金融機関との協議も進められているとのことです。
早ければiPhone7から!
「日本の『ガラパゴス』仕様のために、わざわざアップルが動くのか」という懐疑的な見方も一部にはありますが、日本はAppleにとって直近四半期の売り上げ高の8%、営業利益の11%を占める重要な市場です。
関係者によれば、搭載は早ければ9月発売予定のiPhone7となりますが、協議がまとまらない場合は来年のモデルまで見送る可能性もあるそうです。
この他に、来年のモデルすなわちiPhone8でホームボタンが消失することについても、Bloombergは同記事内で指摘しています。
Source:Bloomberg
(kihachi)