22歳以上はお断り〜Facebook、若者専用アプリ「Lifestage」

    Facebook Lifestage

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    Facebookが現地時間19日、ユーザーを21歳以下に限定したiOS用アプリ「Lifestage」をリリースしました。主要ターゲット層は高校生です。

    高校ごとにコミュニティを作成

    Lifestageの特徴は、アプリが尋ねてくる、プロフィール作成のためのさまざまな質問項目(楽しい顔、悲しい顔、好きなこと、嫌いなこと、ベストフレンドは誰、など)を、テキストではなく、短い動画を撮影して埋めていくところです。動画を撮りためると、アプリが自動的につないでプロフィール動画へとまとめてくれて、他のユーザーが視聴可能となります。
     
    Lifestageのアプリそのものは誰でもダウンロードできますが、原則では22歳以上のユーザーは自分自身のプロフィール動画以外は見ることができません。基本は同じ高校に通うもの同士のコミュニケーションを深めることを目的としているため、その学校のコミュニティが「ロック解除」されるまでは、他校の生徒はプロフィールを閲覧できないようになっています。

    Facebookからは完全に独立

    LifestageはFacebookからは完全に独立したアプリのため、Facebookアカウントがなくても、自分の高校名を選択するだけで利用可能です。ただし同じ学校の登録者が20人に達しないと、自分以外の他のメンバーのプロフィールは閲覧できません。これはFacebook立ち上げ当時とよく似た「自分が使いたければ友人の参加を促す」という、ユーザー勧誘方式です。
     
    ただしFacebookはこれまで独立アプリではあまりいい結果を出しておらず、Poke、Slingshot、Paper、Notifyはいずれも廃止に追い込まれています。

    当面は米国のみでの展開

    個人的には、App StoreのLifestageについてのカスタマーレビューに「電話番号を含め、あまりにも多くの個人情報が要求されるのがいやだ」というコメントがあったのが気になりました。またFacebookも注意書きに記しているように、高校に登録されているからといって、本当にそのユーザーが在校生かどうかを確認するすべはありません。
     
    現時点ではLifestageが利用できるのは米国ユーザーのみとなっています。
     
     
    Source:TechCrunch,iTunes
    (lunatic)

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    この記事を書いた人

    元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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