オリバー・ストーン監督「ポケモンGOは『全体主義』につながる」と批判

    Pokémon GO

    オリヴァー・ストーン スノーデン 映画
     
    『プラトーン』『7月4日に生まれて』『ウォール街』などの代表作で知られる映画監督・プロデューサー・脚本家のオリバー・ストーン氏が、現在世界中で注目を集めているモバイルアプリ「ポケモンGO」について、「新しいレベルの侵略だ。全体主義につながる」と批判しています。

    ポケモンGOが「個人情報を収集している」と批判

    現地時間21日、米カリフォルニア州サンディエゴで開催された「コミック・コン」で、自身の監督した新作映画『スノーデン』について語るパネルディスカッションにストーン監督が登場。ファンから「ポケモンGO」についてどう思うかを問われ、批判的な持論を展開しました。

    「新しいレベルの侵略だ。世界の歴史においてこれまで誰も目にしたことのない、いわばGoogleのようなものだ。ものすごい速度で成長しているビジネスであり、データマイニングという名の監視に巨額のカネがつぎ込まれている。
     
    この部屋にいるひとりひとりが何を買っているか、何が好きか、そして何よりも何をしているかという行動に関する情報が収集されている。ポケモンGOが行っているのはまさにこれだ。監視資本主義とでもいえるものだろう。
     
    率直に言えば、ロボット社会の新たな形といっていい。あなたが何をしようとしているのかが把握され、あなたの行動にマッチするものが提供されるのだから。これはまさしく全体主義だろう」

     
    ストーン監督といえば、政府や政治の腐敗や矛盾を自分の作品において厳しく批判してきました。今回の新作『スノーデン』も、アメリカ国家安全保障局(NSA)が国民の個人情報を秘密裏に収集していたことを暴露した、元NSA職員エドワード・スノーデン氏を題材にしています。
     

     
     
    Source:CNBC
    (lunatic)

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