Apple、iPhone充電技術の特許侵害で提訴される〜ソニー、東芝も

iPhone-6s-li-on

iPhone-6s-li-on
 
Appleがバッテリー技術に関連する特許を侵害したとして提訴されました。
 
米メディアMacRumorsによると、Somaltus社(テキサス州フリスコ)は同じ特許を盾に、Asus、Lenovo、Samsung、ソニー、東芝も提訴しています。

充電技術に関する特許侵害を主張

SomaltusはAppleが販売するiPhone6sなどが、同社が特許を保有する「統合バッテリー・サービス・システム」(米特許番号7,657,386)を侵害していると主張。賠償金もしくはロイヤリティの支払いを要求しています。
 
同社が特許侵害を主張しているのは、iPhoneが、電池の80%までは急速充電し、80%を超えると「トリクル充電」に切り替える技術に関する特許のようです。これは100%まで急速充電を行なうと電池にダメージが生じるため、電池寿命を延ばすことを目的とした技術です。

Fordや日産も「餌食」に

Somaltusは目立った製品やサービスは提供しておらず、Webサイトも存在しないため、「パテントトロール」(特許権を第三者から購入、それによってライセンス料や和解金を得ることを目的とする個人や団体のこと)だろうと言われています。
 
しかし恐ろしいのは、同社が過去に同様の特許訴訟によって、Fordや日産から和解金を得るのに成功していることです。
 
Appleはこのところ、iPhoneデザインカルーセル表示など、立て続けに特許侵害で提訴されています。
 
 
Source:MacRumors
(lunatic)

この記事がお役に立ったらシェアお願いします

この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

特集

[PR]オフィシャルサイト

目次