アップル、英当局からの指摘で公式ページの文言を変更

duckduckgo safari

duckduckgo safari
 
アップルがこっそり、ウェブブラウザSafariを紹介するページからとある文言を削除していたことが分かりました。イギリスの広告基準局(ASA:Advertising Standards Authority)から「ミスリードを引き起こす可能性がある」と指摘されたためです。

実は他のブラウザでも選択できた

問題となった箇所は、iOSやMac OSでは既にお馴染みのブラウザであるSafariを紹介しているページです。そこにはプライバシー尊重の観点からユーザーのトラッキングを行わないことを売りにしている検索エンジン「DuckDuckGo」を選択できる唯一のブラウザとしてSafariが紹介されていました。
 
しかし、イギリスの広告基準局によるとこれは「ミスリード広告」で、実際には2012年にTorが、2014年12月にはFirefoxが、それぞれ「DuckDuckGo」をビルトインオプションとして選択できるようになっていたとのことです。
 
duckduckgo safari
 
アップルがSafariをこのように紹介したのは2014年10月でしたが、今回の指摘を受けて、現在は「Safariは『DuckDuckGo』を使ってインターネットに接続するオプションを提供します」といった文言に変更されています。
 
ちなみに、広告基準局とアップルとの関係は良好とは言えず、2008年にはiPhoneのTVコマーシャルが禁止されたほか、2011年にも「世界で一番薄いスマートフォン」といった表現や、Siriの位置情報機能がどこでも使えるかのような紹介(当時はアメリカでしか使えなかった)などについて大きく揉めた過去があります。
 
 
Source:MacRumors
(kihachi)

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この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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