iOS16.4から、Apple Developerのサイトからプロファイルをダウンロードせずに、「設定」から無線でベータ版ソフトウェアがダウンロード可能となりましたが、これは開発者アカウントなしではベータ版OSを利用できなくなることを意味する、と米メディアMacRumorsが伝えています。
プロファイルのダウンロードによるインストールはまだ可能？
これまでは、ベータ版のオペレーティングシステムを使用したいユーザーは、開発者アカウントで取得されたプロファイルをダウンロードすることで、開発者アカウントを持たなくともベータ版のインストールが可能でした。
しかし、iOS16.4ベータで「設定」から無線でのソフトウェアのダウンロードが可能となっており、プロファイルが不要になりました。今のところ、プロファイルのダウンロードによるベータ版のインストールもまだ行えるようですが、iOS17からベータ版OSの使用に開発者アカウントの保有が必須となる見通しであるとのことです。
メンバーシップ料金は年間99ドル
Appleはすでに昨年からベータプロファイルを共有するWebサイトの取締りを行っており、BetaProfiles.comなどのサイトが閉鎖に追い込まれています。
Appleの開発者アカウントの年間登録料は99ドル（約13,300円）ですが、非営利団体、教育機関、政府機関の場合、登録料の免除の対象となることがあるそうです。
開発者アカウント登録の特典として、Appleのエキスパートから技術的な情報やアドバイスを受けて、Appのレベルをさらに高める方法を学ぶことができるデベロッパイベントの参加資格も得ることができます。
他にも、開発プロセスを迅速化するための改善策など、コードレベルのサポートを年間2件まで受けることができます。
Source:MacRumors, Apple
Photo:@aaple_lab/Twitter
(lexi)