CTスキャンで見るAirPodsの進化〜第1世代、Pro、第3世代

airpods 3

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AirPods(第1世代)AirPods ProAirPods(第3世代)CTスキャン写真をもとに、イヤホンの進化を解説したWebページがScan of the Monthにより公開されました。

第1世代AirPodsのマイクはわずか2.1ミリ×1.2ミリの大きさ

AirPods(第1世代)は、2016年10月に発売が予定されていましたが、実際には2カ月遅れとなりました。CTスキャンを見ると、なぜ製造が難航したのかがわかるとのことです。
 
スピーカーの後ろの部分には、リジッドフレックスの電子部品が詰め込まれていますが、その構造は、折り紙職人も顔負けのもの、との評価です。組み立ての際には、フレキシブル基板にしわを寄せないように折り目をつけることが重要であり、高度な技術が要求されるそうです。
 
ステムベースに内蔵されたマイクは、わずか2.1ミリ×1.2ミリの大きさで、装着者の口元に向かってわずかに回転しています。
 
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Proではイヤホンの内部が完全に再設計

AirPods Proにアクティブノイズキャンセリングやその他いくつかの新機能をさらに小さなフォームファクタに詰め込むため、Appleはイヤホンの内部を完全に再設計しました。バッテリーはステムからヘッドに移動し、電子機器クラスタもヘッドに残されています。非常に高密度なPCBは、電子機器を単一のコンポーネントに集中させることで、組み立ての簡素化が可能となりました。
 
Proでは、下向きのマイクが廃止され、2つのステムベースのマイクが採用されました。第1世代のマイクに比べて3.4ミリ×2.4ミリと大幅に大型化しています。
 
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1枚のPCBAにほとんどの部品が収納

第3世代のAirPodsは、Pro仕様ではありませんが、見た目はProにそっくりです。
 
第1世代のAirPodsとは、電子機器と電池の位置が完全に入れ替わり、電子機器はステムに、電池はヘッドに取り付けられています。1枚のPCBAにほとんどの部品が収められており、あとは分散配置されたいくつかのセンサーを残すのみとなっています。
 
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Source:Scan of the Month via MacRumors
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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