イタリア雑誌にティム・クックCEOがエッセイ寄稿〜技術の可能性について語る

ティム・クック

ティム・クック
 
イタリアの権威ある日刊紙Corriere della Seraが発行する雑誌Loginに、Appleティム・クック最高経営責任者(CEO)がエッセイを寄稿しています。

Appleがヘルスケアを重視する理由とは

イタリアの雑誌Loginの創刊号に、ティム・クックCEOがエッセイを寄せ、テクノロジーが社会に及ぼす影響や、ヘルスケア、イノベーションなどについて自身の展望を語りました。
 
エッセイでは主に、Appleのテクノロジーがいかに社会をより良い方向へ変革していくかが語られています。
 
クック氏は今の世代が「自分たちが生きたい未来を形作る一生に一度の機会」に恵まれていると述べ、Appleが人間性へのコミットメントをこれまでも、そしてこれからも重視していくことを強調します。Appleにとってプライバシーやヘルスケアは、人間の可能性を切り開く格好の分野なのです。
 

人へのコミットメントは、Appleがこれまで以上に健康分野へ投資している理由でもある。つい先日も、ローマに住む29歳の男性からメールを受け取った。Apple Watchが不整脈を検知して警告してくれたおかげで、重篤な心臓病が発見され、治療を受けているとのことだった。彼のような話はその他の報告と同様、設計する際に人を中心に据えることで、ときに人命を救うほどにテクノロジーの力が素晴らしい可能性を秘めていると、我々に思い起こさせてくれるのだ。

 
事実、Apple Watchが人命の救助に繋がった例は枚挙に暇(いとま)がありません。最近もAppleによって、Apple Watchの緊急SOS機能により九死に一生を得たユーザーたちの声を集めた動画が公開されています。
 

私たちがともに前進するにあたって、数多くの課題に直面している今、テクノロジーの中心に人間を据えることが、今後は一層重要になっているだろう。そうすれば、進歩を促し、人びとの生活を向上させるチャンスは計り知れないものとなるに違いない。Appleはテクノロジーを使って世界をより良く変革していくため、これからも自分たちの価値観に従っていくつもりだ。イタリア全土のイノベーターたちが、我々とともにこの挑戦に参画したいと望むことを願っている。

 
 
Source:Login:Corriere della Sera via 9to5Mac
(kihachi)

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この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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