Adobe、AIを活用したマスキングツールをLightroomに追加

Lightroom

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これまで、Photoshopでは、「Adobe Sensei」という人口知能(AI)と機械学習を活用した「被写体の選択」や「空を置き換え」などのマスキング機能の利用が可能でしたが、Adobeはこれらの機能をLightroom、Lightroom Classic、Adobe Camera Raw(ACR:PhotoshopのRAW画像処理ツール)にも搭載することを発表しました。

Lightroomなどで「空を置き換え」機能が利用可能に

Photoshopの初期バージョンでは、「覆い焼きツール」「焼き込みツール」「選択範囲」「マスキング」「レイヤー」「レイヤーマスク」などのツールが搭載され、選択範囲の編集及び調整ができるようになりました。
 
2008年にリリースされたLightroom2では、ブラシ、線形グラデーション、放射状グラデーションの各ツールが搭載され、写真に特化した選択範囲の非破壊編集が可能となりました。今回発表されたマスキング機能のアップデートでは、Lightroom2以降、最も大きな変更が加えられることとなります。
 
Adobeは、1年以上前からLightroomの新しいマスキング機能の開発に取り組んでおり、選択時に直面する最大の問題点を理解するため、何万人ものユーザーを対象に調査を行いました。また、LightroomやLightroom Classicに搭載されている既存の選択ツールについてもユーザーの好みを把握するための調査を行っています。

Photoshopのツールと同様に動作

Lightroomの新しいツールはマスクパネルにまとめられており、Photoshopのツールと同様に動作します。ユーザーは写真の被写体や空を選択して、素早く編集することができます。また、選択範囲を反転させて被写体や空を編集対象から外すことも可能です。
 
AI技術が搭載されたこれらの新機能は、デスクトップ版とモバイル版のLightroom及び、Lightroom Classicに10月26日に追加される予定です。
 

 
 
Source:Adobe via 9to5Mac
(m7000)

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この記事を書いた人

本職はWebデザイナーでMacBook Airを10年以上愛用中。iPhone Maniaのライターとしては、2020年から活動開始。iPhone歴は4s→6→7→XS→12 Pro Max。

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