iPhone13シリーズには、これまでのiPhoneシリーズと異なり、モデルによってGPUコア数が違うという特徴があります。
5コア構成のiPhone13 Pro/Pro Maxと4コア構成のiPhone13/13 miniのGeekbenchのグラフィック性能スコアが出そろい、iPhone13/13 miniはiPhone13 Pro/Pro Maxに比べてグラフィック性能が25%低いことがわかりました。
25%低いiPhone13/13 miniのグラフィック性能
Geekbenchに投稿された結果によると、iPhone13/13 miniのグラフィック性能のスコアは10,608でした。
これは前世代であるiPhone12シリーズよりも15%高いスコアとなっています。
しかしながら、iPhone13 Pro/Pro Maxのスコアは14,216であり、iPhone13/13 miniのスコアはこれよりも25%低いものとなっています。
4コアGPUのiPhone13/13 miniと5コアGPUのiPhone13 Pro/Pro Max
この性能の差はGPUコア数の差によるものと考えられます。
iPhone13シリーズに搭載されているA15 Bionicには5コアのGPUが搭載されていますが、iPhone13/13 miniではそのうちの4コアしか使われません。
これは、チップ上の面積が大きいGPUは製造時に欠陥が生じやすいことから、欠陥によって1コア動作しないチップができたとしても良品としてiPhone13/13 miniに使用し、廃棄されるチップの数を減らすためとみられます。
ただ、GPUコア数の差が20%なのに対して、性能がそれを上回る25%の差となっており、今後さらにベンチマーク結果の投稿数が増えると平均したときの差は縮まるかもしれません。
A15 Bionicのベンチマーク結果は次々と投稿されており、CPU性能はiPhone12シリーズのA14 Bionicよりもシングルコアで10%、マルチコアで21%高いという結果が出ています。
Source: MacRumors
(ハウザー)