ソフィア・コッポラ監督がApple TV+で新ドラマ製作か〜社交界の女性が主人公

ソフィア・コッポラ

ソフィア・コッポラ
 
Appleの動画ストリーミングサービス「Apple TV+」で、小説を原作としたTVドラマシリーズが、新たにソフィア・コッポラ監督によって手がけられることが分かりました。

女性を主人公にした映画が目立つコッポラ監督

原作となる小説は、1913年に発表されたイーディス・ウォートンの「The Custom of the Country(お国の風習)」です。
 
主人公の女性アンディーン・スプラッグは、米中西部からニューヨークへと一家揃って引っ越したものの、都会や社交界の風習に馴染めずに結婚と離婚を繰り返し、破滅の道を辿っていく――といった物語で、映画「ヴァージン・スーサイズ」「ロスト・イン・トランスレーション」「マリー・アントワネット」などで女性の心の機微を巧みに描いたコッポラ監督らしい内容が期待できます。
 
the custom of the country
 
「The Custom of the Country」をドラマ化する試みは、2014年に米Sony Pictures TVがスカーレット・ヨハンソンを起用して製作する計画があったものの、実現には至っていません。
 
なお、ソフィア・コッポラ監督がAppleと仕事をするのは今回が初めてではなく、ビル・マーレイを起用した映画「On the Rocks」が2020年中頃の公開を控えています。ちなみに同映画については、Apple TV+よりも先に映画館で封切られる予定です。

Apple TV+の今後は?

Apple TV+では現在、Appleの新製品を購入することで1年間無料で利用できる特典が設けられています。
 
そのため、Appleがサブスクリプション(月額課金)から得る収益は限られたものになるとの見方が一般的ですが、将来的には広告媒体として活用することで、2025年までに年間250億ドル(約2兆6,740億円)の収益を上げるサービスになるのではないか、との予測も出ています。
 
 
Source:Variety,Deadline
Photo:Flickr-Dick Thomas Johnson,Amazon
(kihachi)

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この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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