AirPods Pro lite、今度は価格に関する予想が報道される
AirPods Pro liteの価格に関する予想が報道されました。昨日報じられた予想スペックに引き続き、予想価格からその位置づけも明らかになってきました。
既存製品群の中での位置づけ
9to5Macは、DigiTimesの記事の中の「AirPods Pro liteは2020年半ばに発売される、新しいエントリーレベルの製品」という点に注目しました。
AirPods Pro liteの価格は、「Pro」を冠している点から考えても、ワイヤレス充電ケース付きAirPodsの販売価格である199ドル(日本での税別販売価格:22,800円)と、AirPods Proの販売価格である249ドル(同27,800円)の間に位置すると思われます。
ただし、5,000円の価格差の中にAirPods Pro liteを位置づけるとすれば、それぞれの製品の価格差は更に少なくなり、差別化が難しくなります。
AirPods Pro liteの予想価格と、ラインナップの整理の可能性
9to5Macは、製品の価格差に合理的な価値を見出だせるようにラインナップの整理も同時に行うのではないかと考え、下記のような各製品の位置づけを予測しています。
製品名 | 価格(税抜) | ノイズキャンセリング | 高音質設計 | 充電方式 |
---|---|---|---|---|
AirPods |
17,800円
|
非搭載
|
非搭載
|
有線(ワイヤード) |
AirPods Pro lite |
22,800円
|
非搭載
|
搭載
|
ワイヤレス |
AirPods Pro |
27,800円
|
搭載
|
搭載
|
ワイヤレス |
AirPodsはローエンドの製品に位置づけられ、有線充電ケース付きのみになるというのが同メディアの予想です。
販売価格だけで考えれば、現在のワイヤレス充電ケース付きAirPodsを購入する金額でAirPods Pro liteが手に入ることになります。ノイズキャンセリング機能は非搭載ですが、AirPods Pro liteはAirPods Proに搭載済みの高音質設計を採用しているとも噂されていますので、同じ金額でより良い音質にグレードアップ出来るとも解釈できます。
AirPods Pro liteについてはまだ不明な点が多く、「ノイズキャンセリング機能を搭載しないだけのAirPods Pro」という意見もあれば、エントリーレベルの製品という情報から「次世代AirPodsの情報と混同しているのはないか」という意見もあります。
今回9to5Macが提示した新ラインナップ案が実現すれば、AirPods Pro liteは「AirPods Proからノイズキャンセリング機能を除き、現行のワイヤレス充電ケース付きAirPodsの価格で入手可能な高音質の製品」ということになります。
Source:DigiTimes via 9to5Mac
(FT729)