Apple、iPhoneの独立系修理業者認定プログラムを開始!純正部品を供給

Apple Independent Repair Provider Program
 
Appleは現地時間8月29日、独立系のiPhone修理業者にも純正部品や修理用ツール、トレーニングやマニュアルを提供するIndependent Repair Provider Program(独立系修理プロバイダプログラム)を開始すると発表しました。

iPhoneを純正部品で修理できる業者を拡大

Appleが発表したIndependent Repair Provider Programは、主に保証対象外のiPhone修理を行う業者を対象としています。
 
Independent Repair Provider Programに認定された修理業者には、Apple StoreやApple正規サービスプロバイダと同様、Appleの純正部品や修理ツール、修理技術のトレーニング、修理マニュアルが供給されます。
 
同プログラムはアメリカから開始され、その他の国々にも拡大予定とのことです。
 
Appleは、今回の発表の前に、北米、ヨーロッパ、アジアの20の事業者を対象に、Independent Repair Provider Programを試験的に実施していたそうです。

無料で認定取得が可能

Independent Repair Provider Programの認定取得には、Appleのオンラインテストに合格して認証を取得した技術者が必要で、無料で申し込みが可能です。
 
Appleによる審査に合格すれば、Independent Repair Provider Programへの参加が認定されます。なお、認定は毎年更新が必要となります。
 
AppleのWebサイトには、店舗が住宅地域ではなく商業地域に立地していることなどの条件が記載されています。
 

 

正規サービスプロバイダ網も拡大

Appleによると、世界に約5,000あるApple正規サービスプロバイダのネットワークは、今後も拡大する計画とのことです。
 
Appleは、6月にアメリカの大手家電量販店Best BuyがApple正規サービスプロバイダになったことを発表しています。

安心してiPhoneを修理できるお店が増える

これまで、非正規の修理業者が、粗悪な部品や不十分な技術でiPhoneを修理したことによる事故が発生していました。
 
今後、Independent Repair Provider Programが拡大すれば、Apple StoreやApple正規サービスプロバイダのない地域でも、安心してiPhoneを修理に出せるようになることが期待されます。
 
なお、iOS12.1以降がインストールされた2018年モデルのiPhoneでは、非正規の修理業者でバッテリーを交換すると「バッテリー状態」が確認不可能となる仕様となっています。

 
 
Source:Apple
(hato)

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